NYの片隅から日本の片隅へ。

2017年8月からアメリカのNY州フレドニアで交換留学をしていたモラトリアムがちな女子大生が日本に帰国してから色々と考えたり間違ったりする奮闘記。

帰国して1週間。

 

 

約9ヶ月間の留学生活が終わり、日本に、地元の新潟に帰ってきた。

 

 

 

留学が終わったのは5月の終盤だったけど、そのまま日本に帰るのはなんだか勿体無い気もしていたから、

 

 

彼のいるドイツに一週間ほど寄ってからの帰国。

 

 

 

留学中も、ドイツでも、

 

 

正直

 

 

日本に帰ることがすごく嫌だった。

 

 

留学で自分の中に自分らしさを取り戻せた気がしていたし、

 

 

英語力も完璧とはいかないまでも学内のインターンをこなしながらネイティブとのコミュニケーションにも困らなくなるまでに成長できたと思っていたので、

 

 

このまま日本に帰国するのはすごくもったいない気がしていた。

 

 

 

それと同時に、日本に帰ることで、

 

 

 

過去にあった出来事、

 

 

 

自分にとってはかなりトラウマになっているようなことと再び対峙しなければいけない気がしていたので、

 

 

それについてもまだ心の準備というか、根本的なところでは恐怖心が抜けていないままだったことがネックだった。

 

 

 

だけど、今まで9ヶ月かけて培ってきたアメリカでの自分を日本でも発揮したいという強い想いも同時に感じていたから、

 

 

 

地元について両親にあった時から一週間ほどは以前よりも意識して、

 

 

 

明るく、変わった自分を前面に出すように振る舞ってた。

 

 

 

最初の方はそれがうまくいったように感じて、

 

 

 

私は変われたんだ。

 

 

 

日本でもうまくできるかもしれない。

 

 

 

そんなポジティブな気持ちが湧き上がってきたような気がした。

 

 

 

 

 

でも、やはり私は環境というものに人格も大きく左右されやすいようで、

 

 

 

 

苦しかった過去の自分が見ていた景色、取り巻く人々、

 

 

何も変わっていない日本の環境で、

 

 

自分だけが変わってしまったこと、

 

 

それを自分以外の誰も知らないこと、認めてくれないこと、

 

 

 

その事実の一つ一つが少しづつ喉に詰まった小骨のように私の心を突き刺していって、

 

 

 

どんどんネガティブな自分が

 

 

 

あんたは結局何も変わっていないよ。ただアメリカに逃げただけて、現実はあんたにそんなに甘くないよ。

 

 

そう囁いている気がして、

 

 

 

何をしていても、何か新しいこと、やるべきことを優先させようとしても、

 

 

 

その囁きが聞こえて来るようで、

 

 

 

実は今かなり参っている状態。

 

 

 

まだ帰国して一週間という短い期間で、逆カルチャーショックを受けているのかもしれない。

 

 

でも私には意外と時間がないような気がして、

 

 

 

中途半端な卒論も、

 

 

 

すでに周りには相当遅れをとっている就活も、

 

 

 

今後のキャリアと将来のことも、

 

 

 

考えて行動しなければいけないことがありすぎる気する。

 

 

 

 

正直、

 

 

 

 

アメリカにいた自分がすごく好きで、

 

 

周りにもいい影響を与えられている、認められているという環境が凄く心地よくて、

 

 

それに浸っていたという実感はある。

 

 

 

だからその反動で、日本という一度挫折を味わって苦しい思いをした土地にいることを、私の心が無意識に拒否しようとしているのかもしれない。

 

 

 

 

これをどう乗り越えていくか、

 

 

 

 

それとも別の道を探すのか、

 

 

 

 

そこが今の一番の悩み。