考える。もっと、
ここ最近ずっと、
ふと自分の時間ができて、何かを考えている時、
思い出すのはアメリカにいて、誰かと話したことだったり、
フレドニアの大学内で何かをしている時だったり、
少しずつの記憶だけど、それでも鮮明に思い出す。
誰と何を話したか、どこで何を考えながら過ごしたか、
それをずっと考えている。
そして、またあの瞬間に戻れたらどれだけ幸せか、今の自分と比較してしまう。
今がうまくいっていないのは自分のせい。
私が動かないせい。
そんなのはわかっていて、
わかっているのに、毎日のいろいろに忙殺されて、
どんどん流れていく時間を、一人でただ見つめている。
このままではいけない、どうにかして動かないといけない。
そんな焦りだけが私を締め付けて、
寝る前の真っ暗な闇の中で私に語りかけてくる。
「なんでやることができないの?」
「こんな状況でよく生きていられるね。」
「誰もあなたのことを見ていないよ。」
そんな心からの声がずっと私の中で囁き続けている。
私はそれから逃げるように、
必死に別のことをしたり、考えようとするけど、
ずべてが空振りでうまくいかない。
変えなければいけないことはわかっている。
毎日の生活も、
自分の態度も、
行動も。
アメリカで、フレドニアで私が得たものは、
フィリピンで、ドゥマゲテで私が感じたことは、
確実に以前の幼くて何もわかっていなかった私を変えてくれた。
私はそれを自分の大事な支えにしなければいけない。
私が自由に生きるための、
周りの人を幸せにするための、
人生を生きるための。