がむしゃら。
私が迷った時はいつもそう。
それまでは何も考えずにがむしゃらに生きてきて、
ふと気がついた時に、
自分は今なんのために生きているんだろう。
それが全くわからなくなって、
一人で苦しんで、
周りを頼ることができずに、
どんどん自分が作った壁に囲まれて、
その中で身動きができなくなっていて、
どうしたらいいのかわからなくなっている。
いつまでもいつまでも。
でも私は知ってしまった。
というかちゃんと気づくことができた。
その壁をどうやったら破ることができるのか、
そしてその後に待っているものがどんなに素晴らしいものなのか。
今この状況で、辛くてどうしようもない自分を支えているのは、
あの、9ヶ月間の、自分をさらけ出して自由になった時間。
誰とでも、どんなタイミングでも楽しく生きて入られて、
誰かの助けになること、自分の得意になれることをすること、
それがいつも楽しくて楽しくてしょうがなかった。
あの時の快感が、今でも忘れられない。
もっと感じていたかった。
あの時、私の中の全ての感情が喜びにあふれていた瞬間。
誰に気にもしない、
私は私でいいんだという感情。
それをもっともっと持っていたいと思った。
ふと、日本に帰ってきた時の自分を思い出す。
エネルギーに満ちていて、
笑顔で、何に対しても楽しいと思える自分になって帰ってきたつもりだった。
でも、あれから半年が過ぎて、
日々をすり減らしていくたびに、
ああ、またこの感覚を持たなければいけないんだ。
何も楽しくない、孤独で、
一人。
誰かに会えばそれも薄れるけれど、
本当の私ならもっと輝ける、生きることに喜びを感じられる。
そう思ってしまう。
だから今の、アメリカに行く前の自分に戻ってしまったようなこの感覚が、
どうしようもなく辛い。
私は変わったはずだった。
あの9ヶ月間で、強く、自分らしく生きれるようになったはずだったのに。
これじゃまたふりだし。
奥のほうでは、何くそ、まだまだ負けないぞって、
そんな自分もいる。
その自分になってあげたい。