NYの片隅から日本の片隅へ。

2017年8月からアメリカのNY州フレドニアで交換留学をしていたモラトリアムがちな女子大生が日本に帰国してから色々と考えたり間違ったりする奮闘記。

心が潤う瞬間。

 

 

 

 

私の日常の中で、一番心が潤う瞬間がある。

 

 

 

 

それは、

 

 

 

 

今まで出会ってきた異国の友人たちのことを思う時である。

 

 

 

 

 

 

彼らに出会っていなければ私の人生は全く違う方向に進んでいただろう。

 

 

 

 

 

私が行き詰まって、

 

 

 

 

 

自分の生きている意味や、喜びを失いそうになった時、

 

 

 

 

必ず自分とは全く違う土地で生きて、違うものを見てきた人に出会う。

 

 

 

 

そして私はその人から人生を生きる活力をもらい、

 

 

 

 

また再び自分の人生を生きようと感じる。

 

 

 

 

 

その後のどんなに暗いトンネルの中にいたとしても、

 

 

 

 

 

いつも彼らのことを考えれば勇気をもらえる。

 

 

 

 

 

生きていて良かったと思える。

 

 

 

 

 

今思うのは、アメリカで知り合った全ての人たち。

 

 

 

 

どの人との出会いも、柔らかく、鮮明で、

 

 

 

 

目を閉じればその瞬間が今でも思い浮かべられる。

 

 

 

 

初めてStephと会った時、

 

 

 

 

 

彼女は寮のcommon roomのソファに寝そべっていた。

 

 

 

 

私がそばに行くと、なんの気負いもせず、私が現地の学生ではないことも全く気にしていない様子で、

 

 

”Hi, I'm Stephany:)"

 

 

 

と言ってくれた。(その後にクリスチャンのクラブに勧誘された時はちょっと怪しい子なのかと疑ったけどw そんなことなくすごくいい子だったから良かった)

 

 

 

それから私たちはいろいろなことをシェアして、

 

 

 

 

一緒の授業を受けたり、ヨガをしたり、Stephの飼ってたGibbyの散歩に行ったり、

 

 

 

 

深夜に二人だけで自分のことを語り合ったりした。

 

 

 

 

 

そんな瞬間瞬間が今でもはっきり思い出せて、

 

 

 

 

温かい気持ちになる。

 

 

 

 

 

あの時の私は間違いなく楽しくて、充実した日々だった。

 

 

 

 

今でもそれが私のよりどころになっている。

 

 

 

 

 

現状の私はもう迷って、立ち止まって、動けなくなっているけど、

 

 

 

 

あのときStephと過ごした時間と、他の全ての人と過ごした時間が、今の私を作っているし、

 

 

 

 

これからの私の土台になっていくだろう。

 

 

 

 

 

そう考えれば、今迷っている時間も、必要で、

 

 

 

 

 

後から振り返ってみたら、この時があったから今があると言えるようになるのかもしれない。

 

 

 

 

 

苦しい時は、必ずいいことを思い浮かべて、

 

 

 

 

今がそれよりも辛いのなら、それは次に来る瞬間がもっと良いものになる準備期間なんだと思う。

 

 

 

 

だから、今かなり辛くて、どうしようもなくて泣くばかりの日々だとしても、

 

 

 

 

あの日、私の心がまぎれもなく潤って幸せだった瞬間のことを考えて、

 

 

 

 

今をじっと耐えていかなければ。

 

 

 

 

 

そうすれば必ず、また幸せな日が訪れる。

 

 

 

 

そうでないと人生を歩んでいる意味がない。