NYの片隅から日本の片隅へ。

2017年8月からアメリカのNY州フレドニアで交換留学をしていたモラトリアムがちな女子大生が日本に帰国してから色々と考えたり間違ったりする奮闘記。

走る。走る。

 

 

 

“「長い距離を走ってると」と彼女はつづけた。「人生で大切なのは、最後まで走りきることだけって気がしてくる。そのときだけは、私の頭もずっとこんがらがったりとかしない。何もかも静まりかえって、あるのは純粋な流れだけになる。私と動作とその動きだけ。それが私が愛するもの。ーただの野蛮人になって、森を走ることがね。」”

(Born to Run: ジェン)

 

 

 

 

 

私の人生は、頭は、ずっとこんがらがっていた。

 

 

前も見えず、立ち止まっで、うずくまって、

 

 

どこにもいないはずの何かに怯えて、

 

 

 

生きていることを苦痛に感じながら、

 

 

ただ時が過ぎることを怖がって。

 

 

 

 

でもそんな私が、

 

 

 

何かに引かれるかのようにこの場所に来て、

 

 

 

よりシンプルで、

 

 

 

それでいて普遍的な真理に辿り着いた気がする。

 

 

 

 

 

 

だた「長い距離を走る」

 

 

 

 

 

それが私が辿り着いた結論。

 

 

 

 

 

 

走ることは私に多くを教えてくれた。

 

 

 

 

 

 

ペースを守ること。

 

 

 

 

 

進み続ければ必ずゴールは見えてくること。

 

 

 

 

 

 

ゴールの手前で力を抜かないこと。

 

 

 

 

 

 

走りきった後もしっかりケアすること。

 

 

 

 

 

 

そしてまた走ること。

 

 

 

 

 

走り続ければ必ず次は楽になる。

 

 

 

次が楽になったらまた走り出せる。

 

 

 

 

この繰り返し。

 

 

 

 

 

 

ただ純粋に、

 

 

 

 

私と、足の動きと、そこにある空気だけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

他の誰にも、何にも迷惑もかけない。邪魔もされない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、

 

 

 

 

 

 

 

 

走ることはなんて素晴らしいのか。

 

 

 

 

 

 

 

なんで今まで気づかなかったのか。